「ほら、あれだよ、あれ!あの俳優さん、名前なんだっけ?」
最近、こんな風に固有名詞が出てこなくて、もどかしい思いをすることが増えました。
若い頃は、お気に入りのミュージシャンや映画俳優の名前も、洋楽の歌詞もスラスラ出てきていたのに……。
みなさんはこんな経験ありませんか!
目次
固有名詞がでてこない?!
記憶力には自信があったんです、昔は。
学生時代は、バンド活動に熱中していました。好きな海外ミュージシャンの名前や、複雑な曲の歌詞も、完璧に覚えていましたよ。
固有名詞はいつの間にか「これ,それ,あれ,どれ,ここ,そこ,あちら,どちら、この,その,あの,どの・・・」という指示代名詞にすっかり取って代わられました。
ちなみに、世間ではこれを頭文字をとって「こ・そ・あ・ど言葉」というようです。
現在我が家は、3人の息子も成人してそれぞれ家を出たので、60代半ばの年寄り夫婦二人の生活。
そんなわけで、夫婦の会話はそれこそ「こそあど言葉」のオンパレードで、たまにしか固有名詞は出てきません。
たまにすらっと固有名詞(名前とか)が出た時には、お互いを褒め合ってます。
「凄いやんか!」
それでも不思議なのは、そんな「こ・そ・あ・ど会話」でも普通に会話が成立していること(笑)。
原因と不安に向き合う
年齢を重ねると、どうしても脳の働きは衰えてきます。
長年のストレスや睡眠不足、スマホに頼りきりの生活も、記憶力低下の原因になっているのかもしれません。
正直なところ、父親が若年性アルツハイマー病を患っていたこともあり、「もしかしたら自分も……」という不安がないわけではありません。
でも、嫌なことがあるとすぐに悩んだり、愚痴ったり、落ちこんだりする割には、気が付くと「まあ、なんとかなるか!」と割り切ってる自分がいます。
自分はひょっとして厭世家に見えて本来、楽天家なのかもしれない。
固有名詞(記憶力低下)が出てこない理由を考えてみました。
1.年齢を重ねるにつれて脳の働きが変化している。
思い当たるのは、長年のストレスや睡眠不足。これは結構影響してると思います。
特に40代~50代は転勤やら大病やら・・・色々ありましたからね。
2.自分で考える習慣が物凄く減った
今や生活には欠かせないパソコンやスマホなど便利ツールに頼りすぎて、自分で考える習慣が物凄く減ったこと。
やっぱり、手書きすることが本当になくなってきたのは、脳の刺激という点からはあまり褒められたことではないのかも。
このブログだってPCで打ち込んでるしね。。。
思考の転換:前向きに、そしてユーモアを
でも、いつまでも不安を抱えているわけにはいきません。
そこで私は、考え方を変えてみることにしました。
「完璧じゃなくていいじゃないか」「むしろ、ちょっと抜けている方が愛嬌があるかも」
そう思えるようになったんです。
「あれ、それ」が増えたことで、夫婦の会話はパズルゲームのようになりました。
「あ、それそれ!」と、お互いの言いたいことが通じた時の喜びは、ひとしおです(笑)
具体的な対策:記憶力との上手な付き合い方
とはいえ、「やっぱり、もう少し記憶力を維持したい!」というのが本音。
そこで、日常生活に取り入れている対策をご紹介します。
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メモ魔になる: 思い出したいことは、すぐにメモを取るようにしています。最近は、スマホのメモ機能が便利ですね。
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頭の体操を楽しむ: 新聞のクロスワードパズルに挑戦しています。スマホや辞書を使わずに、自分の頭で考えるのがポイントです。
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新しいことに挑戦: 最近始めた、色鉛筆イラストで絵日記を描く。これが今の新しいチャレンジであり、脳への良い刺激になっています。
自分らしいペースで、毎日を楽しく
60代は、第二の人生を謳歌するスタートライン。
記憶力と上手に付き合いながら、自分らしく、毎日を楽しく過ごしていきたいと思っています。
この記事を読んだあなたも、「あれそれ症候群」に悩んでいませんか?
一緒に、笑い飛ばせるように、そして前向きに乗り越えていきましょう!
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