ここが凄いぞR・ストーンズ!9年間トリビュートバンドやってて分かったこと

ギター&バンド

目次

R・ストーンズのトリビュートバンドで9年間ドラムを叩く

2015年から9年間ローリング・ストーンズ・トリビュートバンドでドラム担当しました。

元々Beatlesが大好きな私にとって、最初バンドに誘われた時は「えっ!ストーンズ?」て感じで正直あまり乗り気ではありませんでした。。。

でも気が付けばバンド活動も9年間、その間ライブも多分100回以上やってると思う。

結局、自分にはストーンズが肌にあったみたいです。

今日はそんなローリング・ストーンズに関する話です。よかったらお付き合いを。

 

トリビュートバンドをやって分かった凄いところ!

★ここが凄いぞ、ストーンズ!

1.徹頭徹尾ロックスピリッツを持ったスーパーバンド

2.長寿バンドでは片づけられない無類のエネルギー

3.超絶プレイヤーがいない超絶バンド

4.ドラマー/Mr.チャーリー・ワッツのこだわり

5.コピーバンドよりトリビュートバンドが似合う

6.曲解釈の幅が広く自分の個性を触発される懐の広さ

1.徹頭徹尾ロックスピリッツを忘れないスーパーバンド

ストーンズを知らない人でも必ず一度は耳にしている名曲の数々を世に送り出しています。

特に1960年代から80年代にかけては世界一のライブバンドの名をほしいままにしていました。

ダッチ
ダッチ

筆者自身もともとBeatlesフリークでほとんどストーンズは知りませんでした。それでもSatisfactin」「Jumpin’Jack Flash」「Honky Tonk Women」くらいは知ってました!

 

ロックの原点・原型を作ったバンド、彼らに憧れ触発されたバンドは数知れず。

ミック・ジャガー&キース・リチャーズのライブパフォーマンスはそれまでのロックバンドとは一線を画す圧倒的な存在感。

2人のボーカル&ギターの絡み&パフォーマンスは以後ロックバンドのプロトタイプになった。

エアロスミスもRCサクセションもきっとストーンズに触発されてたに違いない!。

  

Beatlesが優等生ならStonesは不良のイメージ、そしてBeatlesからはあまり感じられなかったブルース&ソウルっぽさや黒っぽいイメージがアンチBeatlesに受けたとも言えます。

 

2.長寿バンドでは片づけられない無類のエネルギー

今現在2024年時点でミック&キースは80代、ロンは70代後半らしい

この歳でワールドツアーってどうかしてる!?。普通に考えればとっくにバンドは終活のはず・・・

結成60年超でニューアルバム発表、いまだ音楽に対する意欲やパワーは衰え知らずとは驚嘆しかない。

一昨年にオリジナルメンバーであり盟友チャーリー・ワッツの死を乗り越えてなお前進を続ける無限のパワー

 

ダッチ爺
ダッチ爺

現在66歳の筆者にとっても、いつも偉大なストーンズが前にいる

俺なんかまだ青二才!後10年はやれる」って思わせてくれるのが嬉しい!

 

3.超絶プレイヤーがいない唯一無二のカリスマバンド

反論・異論を覚悟で敢えて言わせてもらえれば、ストーンズには超絶テクのプレイヤーはいません。

しかし、一方でカリスマ性を持ったミックとキースという超絶パフォーマーがいるバンドですね。

 

ダッチ
ダッチ

そうなんです!。ミックもキース(ロンも)も一般的基準では決して上手いとはいえない。

でも彼らがステージに立ってストーンズになると一気に物凄くカッコいい!と感じさせてしまう存在感が凄い!

 

ライブもかなり完璧には程遠いハチャメチャなものが多くて、結構演奏自体ラフ!

しかしここでもアマチュア(プロでも)が理路整然と演奏すると逆に野暮ったくなるという不思議!

 

4.ドラマー/Mr.チャーリー・ワッツのこだわり

有名なところで、チャーリー・ワッツはスネアとハイハットを同時に叩かないこだわりがあって(音が濁るらしい!)、ビジュアル的にも特徴があります。(私は真似できませんので普通に叩いてますが・・・)

チャーリー曰く「自分はジャズドラマーであり、たまたま世界一のロックバンドで叩いているだけ」らしい。

そしてこれも偶然なのか分かりませんが、リンゴ・スターと一緒でドラム・ソロは嫌いでやらない。

ドラムセットの構成もいたってシンプルなワンタム構成

数多のライブ映像や音源から判断すると、ライブではスタジオ演奏の再現にはほとんどこだわっていない。

ダッチ爺
ダッチ爺

ライブでは、なんとなくぐだぐだで終わるエンディングが多くて個人的にはこれがカッコ良くて渋い。。

 

5.ストーンズにはコピーバンドよりトリビュートバンドが似合う

YouTubeでもオリジナルを真面目に丁寧に再現しようとしているコピーバンドを拝見します。

皆さん上手なんですが、正確にコピーしようとすればするほど正直オリジナルから離れていく感じがします・・・どこまでいってもあのルーズさは真似できないと個人的には感じてしまいます。

勝手な意見ですが、個人的にはストーンズを演るなら『ストーンズのイメージを咀嚼しながら自分達のカラー・解釈で曲を楽しむ姿勢が正解』な気がします。

すなわち「コピーバンドではなくトリビュートバンド!」という考え方・姿勢を持つということです。

実際自分達もそういう考え方でやってきました。(お客さんがそう感じてたか・・・わかりませんが)

 

6.シンプルでキャッチーな曲が多く、自分なりの解釈・個性を発揮しやすい

ストーンズって、複雑なコードは使わないでシンプルでストレートな曲が多く、アマチュアでも手を出しやすい。

簡単とは言わないまでも、超絶・複雑すぎて手が出ない・・・ということがほとんどない。

ただし、曲の構成面では繰り返しの回数やブレイクのタイミングなど変則的なことが結構多く、コアなファンには突っ込みどころ満載だが演奏する側としては間違いやすくてややこしい!。

シンプル&ストレートな分、曲解釈の自由度が広いのでストーンズバンド(コピー&カバーいずれも)は同じ曲をやってても結構違って聴こえるのが面白い。

 

 

まあこんな感じでしょうか(笑)。

 

色々楽しませてもらった9年間でした。(先日のライブで円満脱退いたしました!)

これからもリスナーとして楽しみながら、チャンスがあればまた叩きたいな。

 

これが卒業ライブです。良かったら観てね(チャンネル登録もよろしく!)


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