はじめに
幾つになっても人間関係は難しい。いくら煩わしい人間関係から身を置こうとしても、全く他人と隔絶する生活を送ることは不可能です。
日々様々な場面で、相手の行動や言動にイラついたり気になったりすることはありますよね。
そんな時、「聞かなかった・無かったこと」にしてスルーするのもひとつの対処法ですが、やはりできれば今後のことも考えて穏便に対処したいものです。
そこで必要になるのが、「相手の気になる(困った・嫌な)点を指摘やアドバイスするテクニック」です。
思ったことをそのままダイレクトに相手にぶつけられるなら何ら問題はありません。
しかし、指摘やアドバイスを上手に伝えないと、相手を傷つけてしまったり、反発を招いたり、最悪関係が壊れてしまう、絶交する・・・ことになるかもしれません。
そこで、本記事では、相手を傷つけずに指摘・アドバイスを行うための7つのポイントを紹介します。
これらのポイントを押さえると、相手に受け入れられ、より効果的な指摘・アドバイスを行うことができます。
目次
相手を傷つけない指摘・アドバイスの重要性
相手を傷つけずに指摘・アドバイスを行うことがいかに重要か!・・・再確認します。
相手を傷つけずに指摘・アドバイスを行うためのスキルを身につけることが、とても大切なんです。
相手を傷つけないための7つのポイント
「相手を傷つけずに指摘・アドバイスを行う」ための筆者の考える「7つのポイント」です。
では、各々個別に説明します。会社員時代の経験と現在のバンド活動を例にとってみました。
1. 相手の立場に立って考える
ポイント:相手の視点に立てば、なぜそのような行動や言動をしたのかを理解できる
2. 具体的な事実に基づいて指摘する
ポイント:抽象的な指摘では「何を指摘されているのかわからない」と混乱し、反発を招くかも・・・
3. 相手の良いところも伝える
ポイント:「自分は認められている」と感じるよう、相手の良い点もしっかり伝える
4. 改善点の解決策を提案する
ポイント:ただ指摘をするだけでは、相手は「どうすればよいのかわからない」と困惑し反発を招く
5. タイミングと場所を選ぶ
ポイント:忙しいときや周りに人がいるときに指摘をすると、相手は不快に感じたり、反発を招いたりする
6. 相手の反応を観察しながら指摘する
ポイント:相手が怒ったり、落ち込んだりするようなら、その時点で指摘をやめて、後日に改める
7. 指摘したことを忘れない
ポイント:指摘したことを忘れると、相手は「一時の感情に任せて怒りをぶつけられた」と感じ反発を招く
まとめ
以上、相手を傷つけずに指摘・アドバイスを行うためには、上記の7つのポイントを押さえることが大切です。
これらのポイントを押さえて、相手に受け入れられ、より効果的な指摘・アドバイスを行うようにしましょう。
ポイント | 内 容・理 由 | 例えばこんな言い方・考え方で |
---|---|---|
1. 相手の立場に立って考える | 相手の視点から、なぜそのような行動や言動をしたのかを理解する | 「部下がミスをした理由は、初めての業務で不安だったからかもしれない」 |
2. 具体的な事実に基づいて指摘する | 抽象的な指摘を避け、具体的な事実に基づいて指摘する | 「ネクタイが緩んでいる」「髪の毛に寝癖がついている」 |
3. 相手の良いところも伝える | 相手は「自分は認められている」と感じ、指摘やアドバイスを受け入れる気持ちが強くなる | 「ネクタイが緩んでいるけど、仕事の成果はいつも素晴らしいね」 |
4. 改善点の解決策を提案する | ただ指摘するだけでは、相手は「どうすればよいのか?」と困惑し、反発を招く可能性がある | 「ミスをした原因は〇〇だと思う。次は〇〇に気をつけるようにしよう」 |
5. タイミングと場所を選ぶ | 相手が忙しい、周りに人がいるなどTPOを誤ると、相手の不快感や反発を招く可能性がある | 「相手が落ち着いたときに、二人きりの場所を選んで指摘する」 |
6. 相手の反応を観察しながら指摘する | 相手が怒ったり落ち込んだりする様子があれば、そ指摘をやめて、後日改めて指摘するようにする | 「相手の落ち着いたタイミングを確認して改めて指摘する」 |
7. 指摘したことを忘れない | 指摘したことを忘れると、相手は「その場の怒りに任せた中傷」と感じ、反発を招く可能性がある | 「指摘したことを忘れずに、相手の変化に気を配り繰り返さないようにフォローする」 |
コメント