今回はバンド活動の健康面(メンタル&フィジカル)への影響について紹介します。
この記事は特に以下のような50代、60代の壮年~年配の方にとって有益です。
目次
1日に1万歩歩くより月一回のライブで健康に
一般的にシニア(リタイア)の健康維持には「趣味を持つこと」と「適度な運動」が推奨されます。
しかし、私は昔から運動は苦手で体を動かすのも好きではありません。(因みに現在66歳のオヤジです)
・散歩も続かず体を動かすのが苦手!
・チョコZAPに行く勇気(お金?)もない
・五十肩(六十肩?)で体操もダメ! ・・・と全く良いところがありません。
そんな自分が唯一長年続けていることが、バンド活動(ギターとドラム)です。
ギター歴はかれこれ半世紀、ドラムは通算で15年くらいで、バンド活動が通算で20年くらいです。
社会人になってからしばらくは全く音楽から遠ざかりましたが、あることをきっかけにバンド活動を再開したのが50代前半でした。
ですから50代になってからバンドを再び初めて今に至る・・・という感じです。
やはり強制ではなく自分が好きなことは、自分のような飽き性の人間でも続けられるものらしく、そのお陰なのか、今のところ健康面で大きな病気もせずストレスの少ない生活を送れています。
そこでバンド活動が自分にとってどんな良い影響をあたえているのか考えてみました。
運動嫌いの自分がバンドだけは続けられている理由
飽き性の自分がバンド活動だけは続けてこれた理由です。
経験から感じることは趣味に限らず、何かを続けるためには
「好きなことを、気の置けない仲間と、気兼ねなく」
やれる環境を作ることだと思います。
そして、そこから得られるメリットについて考えてみると・・・
バンド活動で得られるメリットをメンタル&フィジカル両面から考察
【メンタル面】
ストレス解消:
デカい音で演奏しながら大声で思い切り歌う・・・バンドをやる最大の醍醐味です。
普段の生活の中では、よほどの事がない限り「腹の底から大きな声を出す」ことってなかなかないですよね。
でもバンドやってると、そんなことが当たり前になります。
やってみると思い切り声を出すのってなかなか大変です。
しかし。想像以上の爽快感で日常のストレスを解消できて心の安らぎが得られます。
自己表現:
バンド活動は自分の感情や、敢えて言えば”アイデンティティ”を音楽を通じて表現する場です。
オリジナルであっても誰かのカバー曲であっても、それを演奏する瞬間はあくまで自分独自の世界です。
演奏するという主体性の中で、音楽を通じて充足感・満足感とともに自己肯定感を感じることができます。
共感と連帯感:
練習やライブを通じてバンドメンバーとの”連帯感と共感”が生まれます。
もちろん個人個人の個性があるので、時にぶつかることもありますが同じ趣味や目標を持つ者同士であれば、お互いを尊重し、場合により譲歩したり妥協点を探しながら連帯感を育むことができます。
その結果、心の豊かさと相互に支えあう良好な関係を作ることができます。
認知機能の向上:
楽器演奏や楽曲制作は脳を活性化させ、集中力や創造力の向上も期待できます。
ともすれば怠惰に流れてしまう毎日の中で、バンド活動(ライブなど)という目標と刺激を持つことの意義は大きいと思います。
例えばボーカルをとるために歌詞を覚えることやギター・ピアノなど楽器の練習や楽曲のコピーなどもかなりの脳トレになります。
創造性を刺激:
バンド活動は、ちょっと気取って言えば「創造性を発揮する機会」といえます。
創造性はメンタルヘルスにとって重要な要素であり、自己表現や問題解決能力を高めます。
すこし大袈裟かもしれませんが、幾つになっても創造力を発揮する機会を持つことが精神と肉体両面の健康を維持するカギになると考えています。
【フィジカル面】
運動量の増加:
ライブやリハーサルで楽器やエフェクターを担いで?移動するのはかなりの活動量。
しかしこだわりの音で演奏するためには、これは避けられないことです。
これにより日頃の運動不足を解消し、健康的な生活スタイルを促進できます。
歩数計の無料アプリで活動量をチェックするとモチベーションも上がります。
カロリー消費:
そして、スタジオやライブでの楽器演奏やステージパフォーマンスは、思いのほかエネルギー消費します。
経験的に言って、特にドラムはかなりのエネルギー消費になりますよ。
楽しみながら脂肪燃焼&体重管理できれば一石二鳥です。
心臓と循環器系の健康:
特にライブでは、観客の乗りやパフォーマンス次第で心拍数がかなり上昇します。
気持ちも気分も高揚してくると、いつも以上のパワーが出てきます!。(そう感じます)
長時間続くものでなければ、これは心臓と循環器系の強化にもなると思います。
免疫力の向上:
若干無理なこじつけかもしれませんのご了承ください。
個人的には特にライブパフォーマンスにおける楽器演奏やボーカル(歌唱)は呼吸を促し肺活量をアップさせ、全身の免疫力を高めるため、風邪や病気に対する抵抗力のアップが期待できると思います。
エンドルフィンの分泌:
先にも言いましたが、バンド活動は非日常を感じることができる”楽しくて高揚感を感じる体験”です。
その結果、エンドルフィンの分泌を促進し、幸福感に包まれることでストレス軽減に貢献します。
まあ、少し強引ではありますがこのようなメリットがあると私は考えています。
50代半ばで告知を受けた前立腺癌も12年経った現在はほぼ完治という状態です。
これも音楽&バンド活動の効用だと自分では納得しています。
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