終わりは新たな始まり:ロックおやじが迎えたバンド活動の終幕とこれからの未来

ギター&バンド

 

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目次

音楽と共に歩んだ10年超の歳月

 

私の人生において、音楽は常に中心にありました。

50代半ばで大病を患い、人生に絶望しかけた時も音楽が私を救ってくれました。

それまで仕事と家庭に追われ、音楽は遠い記憶の彼方に追いやられていました。

しかし、病気をきっかけに「人生に残された時間は限られている」と切実に感じ、今まで抑えていた自分の情熱を解放する決意を固めました。

そこで、かつての夢だったバンド活動に再び挑戦し始めたのです。

当時は「もう一度ギターを弾いたり、ドラムを叩いてステージに立つなんて、無理だろう」と思っていましたが、驚くことに、それが私の新しい人生の始まりとなりました。

そして気づけば、10年以上音楽と共に歩んできたのです。

音楽がもたらしたリタイア後の充実感

リタイア後、多くの人が「これからの人生をどう生きるか」という課題に直面します。

しかし、私にとってその答えはバンド活動でした。週末にライブを行い、スタジオで仲間とセッションする時間は、まさに生きがいそのものでした。

特に、同じ目標に向かって音を作り上げる過程で感じる達成感は、言葉では言い表せません。

バンドのメンバーとは単なる友人以上の関係が築かれました。

音楽を通じて得た友情は特別なもので、これが私にとって非常に貴重な存在でした。

それだけに、メンバーと共に音楽を作り上げる時間が、日常のストレスからの解放でもあり、私自身を支える大きな支えとなっていたのです。

 運命の5月:4つのバンドが終焉を迎えた日

2024年5月、それまで参加していた4つのバンドから、ほぼ同時期に離れることになりました。

この出来事は、私にとって非常に衝撃的でした。

理由はさまざまでしたが、メンバーの不和や脱退、そして私自身の体力的・経済的な事情もあり、続けることが難しくなってきたので、一番長く続けていたバンドのバンマスに相談を持ち掛けました。

結果的には、私の個人的事情でバンドの活動が制限されるのを懸念した残りのメンバーの総意で、私が脱退し代わりのメンバーを探して活動を継続することになりました。

長年一緒に演奏してきた仲間との別れは、思った以上に心に響きましたが、それ以上に「もうライブができないかもしれない」と思うと、不安と焦燥感が押し寄せてきました。

音楽が私にとってどれほど重要なものだったか、そしてステージで音を奏でることがどれほどの喜びであったかを、改めて痛感しました。

音楽仲間との別れが教えてくれたこと

バンド活動が終わると、仲間との別れが現実となり、深い喪失感に襲われました。

表面上は何事もなかったように振舞っていましたが、心の中は深い失望や後悔だらけでした。

音楽を通じて築いた絆は、日常的な友人関係とは異なり、特別なものだと思い込んでいたのです。

 

でも、そう思っていたのは自分だけだったかもしれない・・・と気が付きました。

メンバーにとって音楽やライブをやることが最大の目的であり、バンドはそのための手段だという極めて単純な事実に気が付きませんでした。

そう。彼らにとっては私と一緒にやることに意義を見出していたわけではなかった。

 

そんな「自分の考えの甘さ」や「自分が自分を買いかぶっていたこと」に自ら失望し、怒りを覚えました。

結局、バンマスの「代わりのメンバーを探すので、次のライブを最後にしてください。」という一言で10年近い絆はあっさり消えました。

 

最近特に人生とは、出会いと別れの連続だと感じることが増えました。

どれほど強い絆があると思っていても、終わりは突然それもあっさりやってきます。

よくよく考えれば、バンド活動においても、私たちはそのサイクルを繰り返してきました。

 

ただ、これまでは自分が誰かを見送る側でしたが、今回は逆の立場になっただけのこと。

今はもう彼らとの付き合いは全くありませんが、きっと新しい仲間とバンドを楽しんでいることでしょう。

 

この別れを通じて、私自身も成長し、新しいことに挑戦する意欲を取り戻しました。

新しい挑戦への意欲:音楽と人生のこれから

4つのバンドが解散し、私は一時的に音楽から離れざるを得ませんでした。

しかし、音楽の情熱は私の中で消えることはありませんでした。

むしろ、また新しい挑戦をしたいという意欲が湧いてきたのです。

 

現在、新たなバンドの形成に向けて動き始めています。

これまでに挑戦したことのない音楽のジャンルにも手を出してみたいと思っています。

音楽を通じて、自分自身を表現し、まだまだ新しい経験を積み重ねていきたいという強い思いがあります。

終わりは始まりのサインかもしれない

何かが終わることは悲しいものですが、終わりがあるからこそ新しい始まりが訪れるのかもしれません。

最近は、しばらく疎遠になっていた別の音楽繋がりが復活し始めました。

これもある意味、別れが新しい出会いを生んだとも考えられますね。

 

これからの人生、どんな出会いや経験が待っているかは分かりませんが、私は前向きに生きたいと思っています。

音楽も人生も、どんな局面にあっても続けていく限り、私たちは新しいものを見つけ、前進し続けることができるのです。

もし今何かが終わりを迎えたと感じている人がいたら、その終わりは次の始まりのサインかもしれません。

私と同じように、新しい一歩を踏み出す勇気を持ってください。

あなたの人生にも、音楽にも、素晴らしい未来が待っていると信じています。

あなたにもこんな経験も良かったら、また教えてください。

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