皆さん、退職後の生活をどのようにイメージしていますか?
自由な時間が増える一方で、人間関係のあり方に悩むこともあるかもしれませんね。
実は、セカンドライフを心から楽しむためのコツの一つとして、人の“断捨離”が役立つんです。
リタイア生活もすでに6年目の私が、どのように人間関係を整理して、どんな変化があったのか、今日はその体験談を交えながらお話しします。
目次
人間関係の断捨離とは何か?
今回お話しする『人間関係の断捨離』、これは『物の断捨離』とは少し違います。
物の断捨離は、身の回りの余計な物を減らし、シンプルにするためのもの。
一方、人の断捨離は、ただ苦手な人や嫌いな人を自分の人生から排除することではありません。
定年を迎え、私たちにはセカンドライフ、人生の後半が待っています。
限られた時間を『心静かに、穏やかに、ハッピーに』過ごすために、本当に必要な人間関係だけを選び取ることが大切なんです。
つまり、『人間関係の断捨離』とは、人生の質を高め、残された時間をより豊かに生きるための選択。
私自身も実践してきましたが、これは人生をポジティブに整えるための、非常に重要なステップだと感じます。
私たちは年齢を重ねるごとに、自分のエネルギーや時間が有限だと感じるようになります。
ですから、この限られたエネルギーを大切にしたいと考えるようになる。
『人の断捨離』は、この有限なリソースをより良い関係に使うための選択です。
この断捨離を通じて、無理なく付き合える人、気を使わずにいられる人だけを大切にすることで、心も穏やかになり、毎日がより豊かで充実したものになるんです。
断捨離する人と残す人の仕分け基準
次に、どのように断捨離する人と残す人を決めるか、その基準についてお話しします。
まず、ひとつ目の基準は“エネルギーの消耗度”です。
具体的には、その人と会話するときに、自分が無理をしていないかどうかを感じてみることです。
例えば、
・会うたびに愚痴や不満ばかり聞かされ、終わった後にどっと疲れてしまう
・いつも上から目線でマウントを取られたように感じて、窮屈な気持ちになる
・会うたびに自分と相手との差や違いを意識させられて劣等感を感じてしまう
・・・こういう関係は、少し距離を置くべきだと思いました。
自分の心の健康を守るためには、楽しい気持ちで会える相手とだけ関わりたいものです。」
二つ目は “共通の趣味や価値観があるか” です。
リタイア後は、できるだけそういった仲間と過ごす時間が貴重です。
私も音楽仲間の繋がりが膨らんできて、日々の楽しみが増えました。
こうした関係は、年齢、性別、肩書など関係ないので気楽で楽しいので大切にしています。」
三つ目に、金銭的な負担の費用対効果を考える
付き合いにお金がかかる関係は、どうしても維持するのが難しい場合があります。
私は、心から楽しめる関係にはお金を使っても惜しくないと思いますが、義理で続けていた関係には距離を置くことにしました。
相手との付き合いに掛かるコストが「もったいなかったな」とか「無駄だったな」とか感じるようなら、一度その関係を見直すのも必要かもしれませんね。
こうして仕分けをしてみると、残ったのは本当に自分にとって大切な人たちだけ。
断捨離を通して、自分がリラックスできる関係が浮かび上がってきたのは、大きな収穫でした。
断捨離の効果と影響(精神面・経済面)
人の断捨離を実践した結果、精神的にも経済的にも大きな効果がありました。まずは精神面からお話しします。
心が軽くなる、というのが一番の感想です。
無理して会うことも、相手に気を使って疲れることもなくなり、自分らしくいられる関係だけに集中できるようになりました。
おかげで、自分の時間、一人の時間をもっと楽しめるようになったんです。
最近は書店で“孤独”をテーマにした本をよく目にしますが、実は内容は孤独を“楽しむ”視点で書かれたものが多いんです。
私も、人との無理な付き合いを減らし、孤独を寂しいものではなく、誰にも邪魔されない穏やかな時間として受け入れるようになりました。
例えば、以前は定期的に元の会社との飲み会や同窓会・同期会などに参加していましたが、今は極力本当に話したい人だけと会うようにしています。
その結果、自然と心が安らぎ、ストレスが減ったのを実感しています。
経済面でも効果を感じています。
必要な付き合いだけにお金を使うことで、出費も抑えられ、本当に使いたい人や趣味などに使えるようになりました。
個人的には、趣味の音楽やイラスト、動画編集などに投資することで、充実した時間を過ごせるようになっています。
経済的にも精神的にも余裕ができると、日々の充実感が増していくんです。
リタイア後は特に、自分の好きなこと、大事な人に時間もお金も使いたいですよね。
そのために、人間関係を整理することが一つの解決策になるんです。
断捨離は孤独ではなく、人生を豊かにする選択
「最後にお伝えしたいのは、断捨離は決して“孤独”になるための手段ではないということです。
むしろ、人生の残り時間を豊かに、幸せに過ごすための選択です。
最近は先ほども話したように“孤独を楽しむ”ことこそ、老後の生活を穏やかにすると考える流れが広がっています。
私も、断捨離によって自分にとって心地よい孤独を手に入れ、自由な時間が増えたことで、新しい発見や出会いを楽しめるようになりました。
また、周りの反応も変わります。
断捨離によって、自分の価値観に合う人たちとの関係が深まることで、無理なく自然に過ごせるようになったからです。
極力自分らしくいられる関係だけで生活が満たされることが、リタイア後の充実感に繋がります。
私は今、断捨離によって本当に大切な人たちとの関係が強まったことで、心から笑い合える時間を楽しんでいます。
最後に・・・
今回は、退職後の生活を豊かにするための“人の断捨離”についてお話しました。
人間関係を整理することで、心も経済面も余裕ができ、人生がより楽しくなるんです。
もし皆さんも退職後の生活をさらに充実させたいと考えているなら、この“人の断捨離”を一度試してみてはいかがでしょうか。
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