今回はライブにつきもの(?)の「あがり症」について考えます。
人前で演奏するのは非日常的快感です。
しかし、そこに至るまでにはかなりの葛藤があります。私自身の経験として、あがってしまって演奏がボロボロになった経験は数知れず!。
その自分が60代半ばを過ぎて、いまだに毎月どこかのライブハウスで演奏しているとは不思議です。
では私がどうやってその「あがり症」を克服できたのか?
自分自身の克服経験を紹介します。参考になれば嬉しいです。
目次
ライブで「あがる」ってどんな感じ?
例えば、ライブでこんな風に感じた経験はありませんか?
共感してもらえる方も多いのでは。
せっかくライブやるなら、良いコンディションでやりたい!そのために色々気を付けて本番に臨んだ。
でも相変わらず本番になると満足いく演奏がなかなかできないのは何故だろう??。
「あがり症」とはどんな状態?
今さらですが、ネットで「あがり症」を検索してみると・・・
あがり症は、社交不安障害の一種とされ、その中でも一番多いタイプ。 社交不安とは、他人と会話や食事をすることや、人前で何かして注目を浴びるかもしれない社会的状況への強い不安感と、その状況を避けようとする回避症状が特徴(※)です。 他人に悪く評価されることへの恐怖感が背景にあります。
ここで言う「あがり症」は治療が必要な「社交不安障害」と診断されるほどでない、ごく一般的に理解されている「あがり症」(関西では「緊張しい!」とも言う)を指しています。(念のため)
つまり「あがり症」とは
他者からの期待に応えられないことに対する極度の緊張と不安から、自分の意志に反して精神的かつ肉体的な逃避行動に出てしまう状態・・・と言い換えられますね。
では、どうすればこの逃避行動を回避できるでしょうか??
「あがり症」の克服法
偉そうな見出しですが、もちろん医学的根拠に基づくものではありません。
でも私には実際に効果がありました!。
結論から言うと・・・、
緊張しそうな状況を事前に想像・想定し、先手を打つ!
ということです。
「なんやそんなことか!」という声が聞こえてきそうですが、実際私がやったのはそんなことなんです(笑)。
具体的にシチュエーションごとに説明します。
【自宅練習時の留意点】
できるだけ本番ステージを想定
①コピー完了以降は本番を想定して立って練習する
②ボーカルとギター(楽器)の練習は別々にはやらない
③本番の曲順で練習(エフェクター切替の手順を覚える)
④よく間違える箇所は徹底反復(事前打合わせを徹底)
【場慣れ・経験を積む】
普段から人前で演奏するイメージ作り
①他のバンドのライブを観る
②フリー・セッションやオープン・マイクなどイベントに積極参加する
③自分のライブ映像を見直して雰囲気を思い出す
【本番ライブ時の留意点】
自宅練習のリラックスした自分をイメージ
①ステージでは誰か一人に向けて演奏する気持ちで
②とにかく笑顔で楽しそうにやる
③不安があるなら歌詞カードを用意する
④頼れるメンバーがいるという信頼感をお互いに持つ
⑤間違えてもいいじゃん!という開き直りも大事
まとめ
緊張しそうな状況を事前に想像・想定し、先手を打つ!
これが私の「あがり症」対策の基本です。
以下が少しでも参考になれば嬉しいです。
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