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今回はレンタルスタジオでのバンド練習に関する話。
目次
効率的なスタジオ練習できてますか?
スタジオ練習で、こんなこと感じたことありませんか?
・だらだらやってて、あっという間に時間が来てしまった
・達成感がなく、曲の仕上がりも始める前と変わっていない
自分にもこういった経験があるので、悩みました。
時間と体力とお金を費やして、結果大した成果なくガッカリ感だけが残る。。。本当に無駄なことです。
そこで色々改善案を考えて試してみました。
スタジオ練習の効率化・充実化の妨げとなる5つの要因
筆者が考えるスタジオ練習の効率化・充実化の妨げとなる5つの要因です。
- 練習計画の不足
- コミュニケーションの不足
- 個々の技術レベルの差
- 機材のトラブル
- 創造性の欠如
それぞれの問題点と、その解決策を具体的に挙げてみました。
- 練習計画の不足
- 理由: 練習計画がないと、メンバー間で目標が共有されず、時間を無駄にする可能性がある
- 解決策: セットリストや目標、タイムテーブルを共有することで、効率的な練習が可能に
- コミュニケーションの不足
- 理由: メンバー間のコミュニケーション不足が、意図しないミスの温床になります
- 解決策: 練習中は積極的に意見交換を行いメンバー間のコミュニケーションを図る
- 個々の技術レベルの差
- 理由: 個々の技術レベルに差があると曲によっては全員が同じペースで練習を進められない
- 解決策: 技術レベルを均一に近づけ、バンド全体としての演奏を向上させる
- 機材のトラブル
- 理由: 機材の不具合は練習の中断を招き、時間のロスにつながります
- 解決策: 練習前に機材チェックし、予備の機材を用意しておくことでトラブルを回避
- 創造性の欠如
- 理由: 同じ曲・アレンジの反復練習は、曲の完成度は上がるがマンネリで創造性が失われがち
- 解決策: 新しいアレンジを試したりすることで、創造性を刺激し、新たなアイデアを生み出す
全員揃ってのスタジオ初練習でのこと
では、筆者自身が経験したより具体的な場面を参考にして問題点とその解決策を考えます。
新たなメンバー(旧知の音楽好きの飲み仲間!)でバンドを立上げ、初めての全員でのスタジオ練習。
初の全員スタジオ練習に緊張も・・・
18時15分過ぎに大阪なんばのスタジオに全員揃いました。スタジオ予約は18時半から2時間です。
内容のある2時間にするよう頑張らないと!
これまでメンバーお互いのバンドのライブを見に行くことはあっても一緒に演奏するのは初めての事!。普段の飲み屋でのざっくばらんな雰囲気とは違って全員少し緊張の面持ち。
初練習用に用意したのは5曲。2か月くらい前に決めてましたが、スタジオでどこまでちゃんと演奏できるか不安です。(全員が同じ思いです)
私の場合、スタジオ当日朝から慌ててコピーしてたくらい。。。ほんとに今日まで十分時間があったのに。ずるずるコピーを先延ばしにした自分の駄目さを、スタジオに来てから反省する情けなさ( ;∀;)。
初スタジオ練習で分かったこと
いよいよ初練習開始!。
18時半定刻にスタジオ入り~ごちゃごちゃ機材セッティングして18時50分くらいにやっと全員で音出せました。
しかし、ギターが大きすぎてボーカルが聞こえず、ボーカルから「楽器に負けないよう無理して大きな声を出すので喉が潰れそう~」との悲鳴!。
久しぶりのスタジオでは自分の音(音量)とバンド全体のバランスが掴みづらい!。 自分の音だけに神経が集中する結果、どうしても必要以上に大きな音になってしまうことはよくあります。
楽器の数や種類が増えると特にその傾向が強まるので一歩引いて全体のバランス(特にボーカルが歌いやすい環境)に注意することがまずもって重要です。
※基本は自分の音が少し小さいかな・・・と思うくらいで丁度よかったりする。
結局、2時間の予約時間のうち全体の音量バランス調整に約30分ほど費やしてしまいました。 正味全体で合わせたのは休憩覗くと1時間強程度(約半分)です。 5曲(約数分/1曲)を2回ずつ演奏すればあっという間に終了時間が来てしまう効率の悪さ。。。
スタジオ練習を充実させる5つのポイント
以上の経験から得た我々なりの気付きと教訓が以下の5点です。
1.速やかに(10分以内)各楽器のセッティングを済ませる
これとっても大事なポイントで、ダラダラやってると20分ぐらいすぐに過ぎてしまいます。
レンタルスタジオでは、概ね終了5分前には片づけて速やかな退出が決まり。 1分でも無駄にしないためにスタジオに入ってから速やかなセッティングは必須事項です。
そして楽器別では、特にギターとドラム(自分に合ったセッティングに変更)のセッティング時間がポイント。
ここでモタモタして無駄に時間を浪費するのが一番もったいない。
2時間予約しても、最後5分は片付けですから、実質115分!。10分でセッティングできても、途中休憩したりすると実質1時間半くらいしかない!。45分のセットリストだとすると、頑張っても2回通してやれるかどうか。。
※たまに次のバンドのスタート時間にずれ込んでもダラダラ片づけてるバンドも居ます。
いくら演奏が上手でもこれはダメですね。絶対にやめましょう!!。
2.まず最初にボーカルを基準に全体の音量バランスを決める
これが結局一番難しかった!。毎回同じスタジオの同じ部屋で各メンバーの立ち位置も同じ条件でやりましたが、実際は毎回ボーカルの音量(マイク音量)やモニターの返りが全く違いました。
楽器は音量大き目になりがち(やってるうちにどんどん大きくなる!)しかし、生身の声はそうはいかず喉への負担は相当なもの!
楽器担当が進んでボーカルとの音量バランスに気を配るべきです。
個人的見解ですが、「良いバンド」はほぼ例外なくボーカルがイケてます!
3.途中で気になった点はスタジオ内のボードにメモして全員で共有する
やってるうちに色々気づきが出てきます。
その場では分かったつもりでもすぐに忘れてしまう(休憩とかいれるとなおさらです)ので、みんなで確認しながらメモする習慣をつけるといいですね。
実際は立ち位置によってはボード見えないし、なかなか難しい。
そこで次回の練習に活かすべく、気になった時点でメモして練習後にメンバー共有するのはあり。
4.練習内容を録画して後日速やかに共有する
さらに練習後にいつでも再確認できるようビデオやレコーダーに録って後日メンバー全員が共有しましょう。
編集等、一手間かかる作業ですが、これをやっておくとやらないとでは次回の練習の効率が明らかに違います。
これ本当に役に立ちますよ!。バンドの備忘録として音と映像で残しておく価値は高い!。
バンドでは、私が担当?してました。 必ずスタ連翌日(早ければ当日夜)にはSNS(主にLINEとFB)にアップするようにしていました。
単に練習ビデオをアップするのではなく、コメントを入れて編集したりYouTubeの参考ビデオを添付したり、極力具体的かつ分かりやすい内容にするよう腐心しました。
メンバー間で修正内容を正しく共有すれば、次回アンサンブルが合わない!…などのトラブルを事前に回避できるので慌てることもなくなるからです。
5.各人の練習進捗を定期的に確認する
これもよくあるんですが・・・全員で演奏してみるとどうもしっくりこないとかキメが合わないとかがあります。
これって課題曲のバージョン違いで覚えてたことに起因することがたまにあるので曲が決まったら、どのバージョンを採用するかを全員で確認しておくべき
※(例えば、スタジオバージョンとか19〇〇年△でのライブバージョンとか具体的に伝えることが大事!)
主にLINEでグループを作って現状報告をしてました。もちろん練習の事だけでなく飲み会やミーティングの確認・連絡ツールとして活用しています。
最後に教訓!
おさらいです。
しかし、これらは言い換えれば「段取り」ができていたかどうか。。。の問題と言い換えても良いでしょう。
話は少しズレますが社会人現役の時に上司から「仕事は段取りが9割や!」と何度も言われました。
言い換えればしっかりと準備(ここではコピー&練習)しておけば本番は恐れることなし!。
仮に突発的にトラブルが起きても入念に準備したから大丈夫!という自負があれば臨機応変に対応できるという事だったように思います。
厳しい上司でよくられましたが確かに彼の言ってることは正しかった!。
仕事に取り組む前に段取りを考え、事前準備を徹底してやることで仕事の能率も上がり徐々に成果が出てきたことを覚えています。
その時に渡されたのがこの本でした。
参考になれば嬉しいですね。
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