目次
1.長岡亮介という天才を知る
今日のお題は、ロック親父の筆者が今一番気になるギタリスト長岡亮介(浮雲)氏です。
早速ですが、彼のプロフィールを今話題のAIのGoogle Bingで検索してみると・・・
東京事変のギタリスト。長岡亮介は1978年10月7日生まれのミュージシャンで、ギターだけでなくボーカルや作詞作曲もこなします。
彼は2005年に自身がフロントマンを務めるバンド「ペトロールズ」を結成し、同年に東京事変の2代目ギタリストとして加入しました。東京事変では「浮雲」という名義を使っています。
東京事変以外にも、星野源やRADWIMPSの野田洋次郎のソロプロジェクト「illion」など、多くのアーティストのサポートギタリストとして活躍しています。
彼のギタープレイはカントリーやブルーグラスなどの影響を受けた変則的で独創的なもので、星野源からは「世界一のギタリスト」と絶賛されています。
彼は髪型やファッションセンスも話題になっており、車好きとしても知られています
彼を知ったのは音楽の感性が鋭く自分が最も信頼できる友人から教えてもらって、ドはまりした東京事変を聴いてから。・・・もう10年以上前になるかな。
最初にYou Tubeで東京事変の彼を観た時は、正直変わったギター(ファントムっていうギター!)を黙々と弾いてる長身スタイリッシュで細身のギタリスト(若い!)…というビジュアルのかっこ良さが第一印象で、正直ギタープレイに関してはあまり強い印象がありませんでした。
長岡亮介/浮雲 使用ギター 【ファントム / テレ / SG】 │ 浮雲ch. 東京事変・長岡亮介情報 (ukigmoch.com)
しかし、それから東京事変の独特の深遠で煌びやかな世界観にハマっていくにつれて、見た目優男風の風貌・印象からは想像できないほど独創的で凄いギタープレイを実にサラっとやってのけるとんでもないギタリストなんだ!・・・と気付くことに。
それまで自分が長らく敬愛してきた3大ギタリスト(クラプトン・ベック・ペイジ)や数多のギターヒーローとは明らかに違うサウンドと佇まいを持ったギタリスト!。
アマチュアながら長年(ほぼ半世紀!)ギターに関わってきた者として長岡亮介という稀有なギタリストに強い興味を抱くことになりました!。
2.東京事変は孤高の天才集団
ただ東京事変はご存じの通り、楽曲(PVも!)が超個性的でカッコいいしメンバーも超テクニシャン揃い!。
ミュージシャンズミュージシャンとして多くの著名アーティストからもリスペクトされているだけに、アマチュアがカバーやコピーするには正直敷居が高すぎる!。
なにより椎名林檎という類まれな天才アーティストを擁し、メンバー全員が音楽だけでなくファッションやライフスタイル全般にまで大きな影響力を持つ稀有な音楽ユニット。
それだけに、まずあの複雑かつ高度な楽曲をこなせるだけの技量と個性のある人間を揃える(集める)のは至難の業!。
というかそもそも自分には東京事変(浮雲さん)はとてもコピーできそうにない。
でもやっぱり-浮雲-さんのギターを弾いてみたい!。
ではどうしようか。。。
3.生のPETROLZを聴いて感じたこと
ならばもう少し敷居が低い(かもしれない?)トリオバンド構成の”ペトロールズ”ならなんとか自分にもやれるかもしれない。。。と考えて彼のホームバンド、ペトロールズを聴いてみることにしました。
有難いことに、ペトロールズは結構YouTubeで昔から最近までのLIVE映像を観ることができます。
www.youtube.com
www.youtube.com
そしてそこから感じたことは、
ペトロールズの楽曲の持つ雰囲気もあるのでしょうが、明らかに東京事変や星野源のバックで聴くギターとは違う響きとアプローチ!。
もちろんトリオ(G/B/D)であることや自身がギターを弾きながら歌うというスタイルが大前提だからかもしれない!。
しかし、今まで自分が経験し聴き馴染んできた3ピースバンドとは明らかに違う響きや雰囲気!。
メンバー三人とも非常に高度な演奏技術をもつことは言うまでもないが、特にB&Dのバックコーラスが素晴らしく曲に厚みと広がりを与えています。
全員が歌えるっていうのは凄い強みだと改めて痛感しました!。
※ライブでも良くやる代表曲が多いアルバム!
4.PETROLZの世界観
PETROLZの音世界を敢えて言葉で表すとすれば・・・
・テンション感のある独特のコード展開と空間と間を感じさせるアンサンブル
・曲に音を詰め込むより、敢えて音の間を感じさせる引き算の発想
・ラウドであってもあくまでクリアーなギターサウンド
・コンパクトで独創的ながら曲に寄り添うキャッチー&アグレッシブなソロ
・変化に富んだ曲作りから生まれる三人とは思えない充実した音像
・ボーカルと呼応し合うバッキングともつかないユニークなギターワーク
・シャウトしない独特の柔らかい耳障りの良いボーカル&コーラス …etc
言葉にするとこんな感じですが、いざ自分が実践するとなると正直どこから始めて良いのか分かりません。
どんなことでもそうですが、
”本当の達人は難しいことを、誰もが自分にも出来そうと錯覚するくらい至って自然で簡単そうにやってみせる!”
ものです。
5.PETROLZは新しい3ピースバンドのお手本(進化系)
いま私自身3ピースバンドをやってて、CREAMという伝説の3ピースバンドのトリビュートを3年続けています。※全員65歳の前期高齢者バンドですが、老体に鞭打って頑張ってます(笑)
この3年間で3ピースバンドに関して自分なりに色々得たものや実感できたことがあったし、自分たちなりにある程度やり切った感を感じる今日この頃でした。
ある所のマンネリ感を打破したいという気持ちもあって、全くカラーの違う3ピースバンドに挑戦したら面白いかも・・・PETROLZをやってみたいと思った背景は、トリオバンドなら多少なりともその経験が活かせるのではと考えたからでもありました。
しかし・・・生でPETROLZを見てから自分の中で3ピースバンドに対する考え方に変化が出てきました。
もう少し詳しく言うと、2023年3月ですが実際にPETROLZのライブを観る機会を得ました!。
誇張は一切なく、ライブは想像以上の迫力で2時間超の素晴らしい時間を経験できました。
目の前で実感・体感したPETROLZは・・・
□一般的なトリオ編成ではバンドサウンドの厚みを求めてギターは多弁になりがちなのに、なんとも飄々というか淡々というか。
彼はギターを歌のバッキングという概念とは少し違うところで考えてる気がする。
□自分は今までどちらかというとギターは足し算だと思ってきたのに、彼は引き算でギターを弾いてる感じがする。
確かに余裕は足し算からは出てこなくて引き算だからこそモテる力の余力を残しながら演奏できるのかもしれない。なんたる発想の転換!。
でも、実際やれる人は限られるよね。
□ギター、ベース、ドラムスの絶妙なアンサンブルが作り出す密度の濃い音空間と汗を感じさせないあの包み込むようなボーカルとバックコーラスが醸し出す芳醇な世界観は唯一無二の存在!。
こんな感じ(笑)。
それで結論としては、今の自分の力量で東京事変(長岡亮介)をカバーするのは到底無理そうです(笑)。
でもこれからも彼をリスペクトする気持ちは持ち続けることでしょう!。
ちなみに、昨年結成した新バンドに”上六事変”というネーミングを付けました。
あくまで東京事変をリスペクトする気持ちの表れではありますが、やってる曲はMTV世代には懐かしい洋楽ROCKが中心です(笑)。
今回はこの辺で。
またゆっくり挑戦していきたいと思います。
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