音が出ない!? ステージでギタリストが経験する緊急事態

ギター&バンド

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今回もギタリストのあるある話です。

本番でアンプから音が出なくなって焦りまくる・・・という経験です。

ギタリストなら一度や二度はこんな場面に沿う具したことはあるのでは・・・

目次

なんで音が出ないの!?

結論から言えば、

私の場合、緊張や興奮で、普段ならやらないようなミスをしてしまうことが原因です。

恥ずかしながら自分の経験談を披露すると・・・

新しくバンドを結成して、初めてのライブに向けてリハーサルで練習スタジオでのこと。

その日のリハーサルは、目前に迫ったライブで演奏する曲のセットリストに沿って本番を意識した練習にしようと、メンバー全員が意気込んでスタジオ入りしました。

そして、いざセッティングを終えてギターを弾き始めるとアンプから音が出ない!。

慌ててアンプの電源を入れ直したり、ボリュームを上げたり、シールドの接続を確認したりしたが、音が出ない状態は変わりません。

メンバーは、「どうしたの?」「音が出ない?」と心配そうに声をかけてくれる。

貴重なスタジオ練習(時間も限られている)なのに無駄な時間が過ぎていくことへの焦りと苛立ちで少し冷静さを欠いたのか、ジタバタとあちこち触ってみるのですが一向に音が出てこない!。

多分10分くらいそんなことをやっていたんだと思います。

「焦ってやると碌なことはない!」

しばらく経って、気持ちを落ち着かせて考えました。

筆者は「もしかして、シールドの接続順序を間違えた?」と思い至り、ギター~エフェクター~ アンプの接続を見直すと・・・

なんとシールドを繋ぐ順番がエフェクターの部分で逆になっていたのです。

慌てて接続をやり直すと、やっと音が出るようになりました。

”シールドの接続順など間違えるはずがない!”・・・という過信・盲信からそんな単純なことに思いが至らなかったんですね。

これがもし、実際のライブで起きていたら・・・もっと恥ずかしい状況に陥っていたかもしれません。

ホッとした気持ちと同時に恥ずかしい気持ちでいっぱいでした。

凡ミスによる音が出ない原因

リハーサルや本番でアンプから音が出なくなってしまう原因は、大きく分けて以下の4つが挙げられます。

★音が出ない原因

1.プラグを指し忘れ、電源の入れ忘れ

2.ボリュームが0になっている

3.シールドの接続が間違っている

4.シールドが断線もしくは接触不良になっている

 

1.プラグを指し忘れ、電源の入れ忘れ

プラグを指し忘れるのは、初心者にありがちなミス。

とは言え、ギター歴だけはやたら長い私でも時々やってしまいます。(※本当にありますよ!)

特に初めてのライブハウスや慣れないアンプを使う場面では極度の緊張や興奮で、普段ならやらないようなミスをしてしまうことがあります。

2.ボリュームが0になっている

ボリュームが0になっているのも、よくある原因の一つです。

アンプによっては、リハの後にボリュームが0に戻されていることもあります。

そんな場合に備えて、リハーサル終了の時に各イコライザーの目盛りをスマホのスクショに撮るなど、覚えておいて本番前にサッと調整したいものです。

また、手持ちのエフェクターのボリューム(ペダル)が0になっていることもあるあるです。

ダッチ
ダッチ

フットペダルでボリューム調整する機種(マルチエフェクターなどによくある)は気づかないうちにボリュームペダルを0にしてしまっていることがあります。

3.シールドの接続が間違っている

シールドの接続が間違っているのも、よくある原因の一つ。

シールドのプラグが抜けかかっていたり、接続が逆になっていたりすると、当然ながら音が出なくなってしまうことがあります。

まずは、最初にチェックしましょう。

ダッチ
ダッチ

そんな初心者みたいなミスしでかすことないやろ!・・・て思いますよね!

でもね、普段なら絶対やらないようなことを、知らず知らずにやってしまうのがライブ本番の恐ろしいところです。

4.シールドが断線もしくは接触不良になっている

シールドに関しては、断線もしくは接触不良で鳴らない・・・こともあることを付け加えておきます。

断線、接触不良の確認はそのシールドを直でアンプに繋いで音が鳴るかどうか・・・を確認することです。

念のため、予備のシールドを持っていくのがベストです。

それから、シールドはあまりケチらない方が良いですね!。できればある程度良いものを使いましょう。

ダッチ爺
ダッチ爺

因みに、私は BELDENの♯97783M SS というシールドを使っています。

少し値は張りますが、購入してから数年経ちますが「音もクリアで太く」「ノイズも少なく」問題なく使用しています。

 

対処法

対処法はごくごく当たり前のことですが、本番前に落ち着いて事前の点検・準備を怠らないことです。

リハーサルや本番前に、以下の点を確認しておけば、音が出なくなるリスクを減らすことができます。

1.プラグ・電源がきちんと指されているか

2.ボリューム(アンプ&エフェクター)が0になっていないか

3.シールドの接続が正しいか、断線していないか

そしてこれも当たり前の事なんですが、リハーサルや本番が始まる前に、アンプから音が出ることを確認しておくことも大切です。(なるべく小さな音でね!)

それでも、やっぱり音が出ないときは・・・

しかし、それでもやってしまうのが「ギタリストあるある」なのです。

ですから実際にそういった場面に遭遇した時の対処法は・・・

焦らない!」ことです。

もし、アンプから音が出なくなった場合は、まずは慌てず落ち着いて、上記の3つの原因を疑ってみましょう。

PS:稀にですが・・・お店のアンプがそもそも不良だったということもあります。

先日あるお店で、そういったことがありました。幸い別のアンプに変えて事なきを得ましたが。

筆者の反省点

筆者は今回紹介した失敗経験から、リハーサルや本番前に、先の3点を注意するようにしました。

  • プラグがきちんと指されているか、確認する
  • ボリュームが0になっていないか、確認する
  • シールドの接続が正しいか、断線していないか、確認する

また、リハーサルや本番が始まる前に、極力音量を抑えておいてからアンプから音が出ることを確認するようになりました。

これらの対策をすることで、音が出なくなるリスクを減らすことができるようになりました。

まとめ

リハーサルや本番でアンプから音が出なくなってしまうのは、誰にでも起こり得るトラブルです。

そのことで落ち込む必要はありません。多くの場合、緊張や興奮は人の判断力を狂わせますからね(笑)。

でもトラブルはないに越したことはないです。気持ちよく演奏を始められるかどうかは、ライブ全体の出来を大きく左右します。

どうせなら、トラブルなく気持ちよく始めたいものです。

凡ミスによるトラブルを防ぐためには、リハーサルや本番前に、しっかりと準備しておくことが大切なことは言うまでもありません。

しかし、万が一トラブルが発生した場合でも、慌てず落ち着いて対処できるようにしておきましょう。

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