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日本人の2人に1人が癌になり、3人に1人が癌で亡くなる・・・という聞いたことはありませんか。
ただ、これは全世代に当てはまるものではありません。 若年層では発症リスクは非常に低く、高齢になるほど高まることは知っておくべきです。
しかし50代~60代になってくるといささか状況が変わってきます。 不規則な生活習慣、体力低下、運動不足、食生活の変化等々で癌や生活習慣病のリスクは当然高まります。
一方で予防対策は会社の定期健診以外特に何もしていない・・・という方は結構多いと思います。 私もそういった一人でした。
今回はその私(筆者)が54歳で前立腺癌を宣告されてから現在(66歳)までの経験談です。
目次
■本記事の内容
12年間の闘病体験と経験者として感じた絶望・後悔そして闘病の過程で得た5つの気付きを紹介します。
筆者のプロフィール
会社員だった54歳の時に受けた血液検査で前立腺癌を宣告されました。
発見時点で既に癌がかなり進行していたことから外科手術(前立腺摘出)は無理と判断されました。最終的に医師と相談の結果、ホルモン治療と放射線治療を並行して実施することに。
その後約7年間に及ぶ通院治療を経て告知から12年が経過。 幸い現在は放射線治療による後遺症もなく、以前と同様の普通の生活(特に制約もない)を送れています。
※本記事の内容は医学的根拠に基づくものではなく、あくまで私の経験談であることをご理解ください。
1.癌(生活習慣病)は何より早期発見が大切!
1-1.血液検査で前立腺癌が発覚
54歳の時に自覚症状を感じて受診した血液検査でPSAという癌マーカーが異常値を示していました。 精密検査の結果「通常数値が4以上で前立腺癌の疑い」に対して数値は90近くを示していました!。
”前立腺癌”を告知されました!
それまで”自分は癌にはならない”という根拠のない思い込みで生きてきました。
それがある日突然 ” 死の恐怖 ” を眼前に突き付けられました。
そして同時にこうも思いました!
「何故こんなになるまで病気を放置してしまったのか!。」
前立腺癌の悪性度を示す代表的なスコアとして、「グリーソンスコア」があります。悪性度とは、がん細胞の増殖、転移、再発のしやすさの程度を表したもので、2から10までの9段階で、数字が大きいほど悪性度が高いことを示します。私の場合は7~8と判定されました。正直この時点で心が折れました。。。
2.癌になるデメリットを理解する
2-1.私が経験したデメリット!
自分の経験から癌になって感じた残念な事。どれも健康な時には想像もしなかった出来事でした。
1・突然に”死”が現実になり絶望感に襲われる
2.会社での立場・処遇・評価が一変する
3.健康なら享受できたメリットが享受できない
3.癌治療は焦らず長期戦を覚悟する
3-1.転院し仕事をしながら治療を決断
前向きな気持ちを奮い立たせ前立腺癌に関する治療法、経験者談など出来る限り情報収集した結果、癌治療実績のある病院を探して地元の病院からの転院を決断。
当時勤務していた会社からアクセスも良い大阪国際がんセンター(旧称:大阪府立成人病センター…現在は谷町4丁目に移転)に転院し、ここから本格的な治療が始まりました。
3-2.本格的な治療を開始
精密検査の結果、癌は想像以上に進行しており外科手術で患部を取り切る選択は無理という判断。
最終的にホルモン治療(※.1)と放射線治療を併用することになりました。
※1.ホルモン治療・・・経口薬と皮下注射によるホルモン治療。具体的には精巣から男性ホルモンが分泌されるのを抑える薬と男性ホルモンが前立腺がんに作用するのを抑える薬の2種類での治療法のようでした。
まず、ホルモン治療により癌の増殖(数値)が抑えられたことで劇的にマーカー(PSA)数値が下がりました。 ただしPSAの値が改善したとしても、それが前立腺がんの死滅を意味するわけではありません。
いずれ薬が効かなくなるとPSAが再び上がってくるので、数値が安定している(癌が小さくなっている)段階で患部への放射線治療を集中的に行い癌細胞を死滅させるというのが次のステップです。
ホルモン治療開始から約3か月経った頃、放射線治療が始まりました。
今思えば、当時の最新放射線治療(IMRT)で治療できたことも幸いでした。
→ 前立腺癌の放射線治療IMRT(強度変調放射線治療)について
おかげで健康な組織が大きなダメージを受けることはなく、10年経った現在でも目立った後遺症(血尿・血便や痛みなど)などはありません。
※現在(2023年)はIMRTよりもさらに高精度のがん放射線治療システム「MRリニアック」(MRIと放射線治療装置を一体化したシステム)治療も始まっているようです。→MRリニアック
そしてこれら最新治療が保険適用できることも朗報です。
3-3.治療開始から12年が経過
治療開始から数年経った頃、主治医から『寛解(完治)!とは断言できないが、ひとまず安心できる段階までききましたね。』との待ちに待った嬉しいコメント。初めて前立腺癌から生還できたことを実感しました!。
そして告知から12年が経過した現在は、定期健診でPSA数値をチェックする程度で特に泌尿器科にも通っていません。体調も年齢相応にくたびれてはきていますが、まずまず順調です。
ここまでこれたのは家族や親身になって心配・応援してくれた友人のサポートが大きかったですが、やはり日々進歩する医療・検査技術のお陰だと感謝しています。
一歩踏み出す勇気が自分の命を救うことを強く感じた12年でした。
4.早期発見のため手軽で進化したサービスを積極活用すべき
4-1.進化する検査システムの今
最近、自宅で検査キットを使って血液1滴を採血して返送するだけで、癌やその他の病気が分かるといった内容のCMを見たことがあるでしょうか?。
私も最初にCMを観た時は驚いたし、本当かなとも感じました。
調べてみると”通販”という自宅にいながら検査ができる画期的なシステムでありながら、その検査精度も医療機関に出向いて実施する検査と同等で、結果が出るのもスピーディという画期的なシステムです。
厚労省が認可した血液検査システムであることも安心材料です。
もちろん病院での検査もでき、その場合も”検査予約の簡便さ”や”検査に係る拘束時間の短さ”などのメリットがあります。
では具体的にどんな人にとって便利なサービスかというと・・・
…こういった方にとっては本当に朗報だと思います。
4-2.自分でできる予防策の最前線
肉体的・精神的そして経済的負担を軽減しつつ、定期的な癌(その他)検診が血液1滴でできるシステムが現実になったことは本当に素晴らしいと思います。
「転ばぬ先の杖」ではないですが、気楽に試せて重大なリスクを回避・軽減できるのであればやってみる価値は十分あると思います。気になる方は以下を試されてはいかがでしょうか。
あらためてこのシステムのメリットを考えてみると・・・
本格治療は専門医療機関で実施する必要がありますが、まず自分でできる予防策が大事。
今や癌は不治の病ではなく、早期発見できれば治る可能性が高い病気です。
なかなか収束が見えないコロナ禍の中で、入院したくてもできない状態で命を落とすという悲しい現実を目の当たりにし、なおさら”病気にならない!”ための予防医療の重要性が高まってきていることを痛感します。
自分も自覚症状がある段階で今回紹介したようなキットを試していたら、長く辛い闘病をすることもなかったかもしれないと思います。
5.やはり予防が最善の策!
告知から10年余を経て、今思うこと。
それはやはり” 予防が大切!”ということです。
そこで大事になるのが、「時間」と「コスト」です。
今回紹介した検査システムは、その懸念をかなり軽減しつつ「安心と平穏」が得られると思います。
また仮に何らかの兆候が見られた場合でも、より早い対応が取れることで完治への可能性・道筋が見えやすくなるものと思います。
これからも自分自身の健康でより良い人生を送るためにも、面倒がらずに自分に合ったやり方で予防医療を前向きに考えましょう!。
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